
親や兄二人が歯科医だったため、高校時代は何の疑問も持たず歯科医を目指して大学に入学しました。しかし、大学で歯科治療を学んでいた頃、虫歯や歯周病で悪くなったところを取り除いて人工のもので補う治療がメインであったことにずっと疑問を抱いていました。そんなとき、自分の歯を動かして正常な歯並び・噛み合わせに近づける矯正歯科治療がとても新鮮でした。そして、歯科矯正学の実習中、自分の作った矯正装置で模型の歯が動くことに感動し、自分の進むべき方向が見つかりました。その後、歯が動くメカニズムに興味が湧き、大学院へ進学。そこでの体にやさしい歯の動かし方の基礎となる研究を行い、歯根とその土台になる歯槽骨との間にあってクッションの役割をする歯根膜の血流が大きなテーマとなりました。このときの知識と経験が、今、アンチエイジングとしての矯正歯科治療にもつながっています。また、大学院終了後、大学病院勤務時代、矯正歯科治療を終了した患者様の笑顔をみるたびに、もっともっと笑顔を見たいと強く思うようになりました。
矯正歯科医である自分の目標として、矯正歯科治療について正しく理解していただき、矯正歯科治療によって悩みが解消され笑顔になる人をもっともっと増やしたいと考えています。たとえば、人口に対して矯正歯科治療を受ける人の割合がアメリカが高いことはご存じかと思いますが、実は、日本の受診率は、イタリアやブラジルよりも低いのです。意外だと思いませんか。大学病院勤務時代、技術についてはもとより、矯正歯科治療をめぐる患者様の想いと矯正歯科医の想いとの差を埋めることについても研鑽してきました。この問題に対する完全な答えは見つからないかもしれませんが、一つ確かなこととして、プライム矯正歯科では、ひとりひとりの患者様の不安を解消し納得していただける説明と治療を提供することで、患者様の満足と幸せを最大化することが大切だと考えています。
去年から患者様にマインドマップを書いていただき、矯正歯科治療に対する潜在的な欲求を掘り起こし、多くの人がその必要性を認識していただけるよう日々活動しています。
矯正歯科治療の必要性について、「気づいていない人」「気づいているが治療に行かない人」の二段階の人がいます。