
元・東京医科歯科大学助教授
日本矯正歯科学会認定医・指導医
インビザラインドクター
インコグニト認定ドクター
目黒区歯科医師会公衆衛生委員

昔は、子供が矯正装置をつけているといじめの対象になることもあったようですが、最近はどうでしょうか。確かに金属製のブラケットが上の前歯につくと目立ちますが、プラスチックやセラミックのブラケットであればそれほど目立ちません。大人の場合、今でも職種によっては矯正装置が見えてはいけないといわれることもあるようですが、逆に矯正装置がついていることで健康に対する意識が高いと評価されることもあるようです。矯正歯科治療が最も普及しているアメリカでは、子供が装置をつけるのは当たり前の社会になっています。また東南アジアのある国では逆に、矯正歯科治療がお金持ちのステイタスになり、お金が無くて治療できない子供が「なんちゃって矯正装置」のようなものをつけているという記事を読んだことがあります。

歯の外側につける装置では、プラスチックやセラミック製のものがありますが、歯を動かすワイヤーは金属製です。
歯の裏側につける装置であれば、ほとんど外からはわかりません。
近年、インビザラインやクリアアライナーという取り外し可能な透明なマウスピースもあります。
プラスチックやセラミック製のブラケットを歯の外側につけたり、金属製のブラケットを歯の裏側につけ、そこの細いワイヤーを通して歯を動かします。
また、透明なマウスピースの場合、2週間から4週間に1度、マウスピースを交換して少しずつ歯を動かします。

STbライトリンガルシステムによる治療中

セラミックブラケットによる治療中

プラスチックブラケットによる治療中
歯の外側にブラケットを付ける場合、ほとんど治療の制約はありません。
歯の裏側にブラケットを付ける場合、奥歯の萌出が不十分な場合、ブラケットを付けることができないことがあります。また、ブラケットとブラケットの間の距離(インターブラケットスパン)が短くなるため、歯の移動が遅くなる傾向があります。さらに、舌がブラケットと接触するため、違和感が強くしゃべりにくいことがあります。