
歯を抜くのは怖い、痛い、私もできれば抜きたくありません。ただし、日本人は欧米人と比較して歯の大きさとあごの大きさのアンバランスが大きいことが多く、歯を並べるためのスペースを作るために、やむを得ず歯を抜くことがあります。しかし、技術の進歩により、歯を抜く頻度は減っています。
歯(親知らずを除く)を抜かないで、凸凹や出っ歯、受け口等を治すことです。
あごを横に広げたり、奥歯をさらに後ろに動かしたりして、歯を並べるスペースを増やして治療を行います。また、歯の幅を小さくして歯を並べるためのスペースを増やすこと(ストリッピングまたはIPR: inter-proximal reduction)もあります。この場合、歯の表面のエナメル質というとても硬い組織の一部を削りますが、その後、虫歯や知覚過敏を予防するため研磨して表面をなめらかにして、さらにフッ素でコーティングします。
すべての歯が並ぶのは理想です。
材料や治療技術の進歩で歯を抜かないで治療できる可能性が広がっていますが、歯の大きさとあごの大きさのアンバランスが大きい場合、口元が出てしまうことがあるので、100%抜歯しないで治療可能ということは残念ながらありません。