
元・東京医科歯科大学助教授
日本矯正歯科学会認定医・指導医
インビザラインドクター
インコグニト認定ドクター
目黒区歯科医師会公衆衛生委員

小さなスクリューを歯茎を通して歯槽骨に植え、これを支えにして歯を動かします。
歯を動かすとき、力のささえとなるところ(固定源)が必要です。従来は、ヘッドギヤー、顎間ゴム等、患者様が取り外せるものだったため、使用することが大切なことはわかりながらもなかなか十分な時間使用できないこともあり、期待した効果が得られないことがありました。そこで、ヘッドギアー等を使いたくないという患者様に対して、インプラントアンカーを打つという選択肢が増えました。
ヘッドギアー等でみられる使用時間のばらつきがないため、確実に歯が動きます。また、従来はできなかったような歯の移動も可能になってきています。 ただし、インプラントアンカーを植える時と抜く時に麻酔をすること、一時的に骨に穴が空くこと、植える場所によっては歯根に傷を付ける可能性があること、インプラントアンカーのまわりの衛生状態が悪いと炎症を起こし抜けてしまう可能性があることなど、リスクがあるため、安易な使用は避けたいところです。また、インプラントアンカーはもともと外科の骨固定用器具として薬事法の認可を受けたもので、平成21年6月現在、矯正歯科治療の固定源としては認可されていませんので、その点も注意が必要です。